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ネスト(2014) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ネスト(2014)
製作国スペイン,仏
上映時間92分
劇場公開日 2015-05-25
ジャンルホラー,サスペンス
レビュー情報
《ネタバレ》  シチュエーションはもろ『ミザリー』。
 謎めいた2人の姉妹を中心とした物語。
 サスペンスホラーというジャンルにはなりますが、突然大きな音で驚かしたりとか、そーいったお化け屋敷タイプの映画ではありません。ぞわぞわくる感じの、じっくり怖がらせてくれるタイプの正統派?ミステリー要素もあります。
 姉モンセの雰囲気は確かに『エスター』に似ているかもしれませんが、あくまで雰囲気だけ。
 あちらが確信犯的小悪魔なのに対し、モンセは病的な狂気。精神疾患があり、キレると何をするかわからない。予測不能な恐ろしさ。惨劇はすべて偶発的なものとして引き起こされます。その本質は『エスター』と似て非なるものでしょう。
 ちなみに、ストーリーが動き出すのは、割と後半。序盤から中盤にかけては恐ろしく退屈です。
 後半になると俄然面白くなります。すべては後半のため。それまでは眠気と戦いましょうww。
 『ありきたりだけど、父親から性的虐待でも受けていたのかなぁ・・・。』
 『姉妹にしてはだいぶ歳が離れているように見えるけど、もしかして・・・。』
 こんな私の拙い予想が、ことごとく当たってしまいます。
 そーすると、残念ながらサプライズがサプライズにならず。
 モンセは超人でもなければ怪物でもありません。特殊な能力は何ひとつない、ただの人間。いや、それどころか『家から出られない』というとんでもないハンデを背負った病人です。
 だからどうにでもなりそうなんですよね~。
 モンセの犯罪が確定した時点で、妹はさっさと外にでて警察に通報すれば良かったのさ。そうすれば少なくとも、採寸に来た二人は殺されずに済んだんじゃないでしょうか。とばっちりで殺されちゃった、ほんとにかわいそうな2人。
 死体をマネキンにしてドレスを着せちゃったり。
 逃げられないように足の皮をシーツに縫い付けちゃったり。
 なかなかお目にかかれない、猟奇的な映像は良かったです。
たきたてさん [DVD(字幕)] 6点(2025-06-06 01:07:45)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 30.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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