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ラングーンを越えて のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラングーンを越えて
製作国
上映時間100分
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》  ビルマという国の当時の状況を知ることが出来る社会派のドラマとして、かなりの見応えがありました。その一方で進行していく、一人の女性の再生の物語もとても良かったです。ラストでローラ(パトリシア・アークエット)がけが人の治療にあたったときは、不謹慎とは思いつつも、ある種の高揚感のようなものさえ感じます。
 家族を理不尽な事件で失った辛さが、演出の問題でしょうか、導入部分ではそれほど心に伝わってきませんでした。だから、情勢が不安定な国で勝手に観光しようとするローラに多少イライラしちゃったんです。ですが、ストーリーが進むにつれ、ローラの辛さに共感し、ローラの勇気ある行動を心底応援するようになりました。
 並のホラーやサスペンスよりよほど恐怖心や不安感を刺激される、サスペンスとしての出来もかなり秀逸です。
 個人的には、傑作とまではいかないまでも、全てのひとにオススメできる良い作品だと思います。テーマはなんか重くて難しそうなのに、絶妙なバランスでかなり見やすい作品に仕上がっているのが素晴らしいです。
たきたてさん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-18 04:08:09)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 7.93点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 47.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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