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ウォール街 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ウォール街
製作国
上映時間124分
劇場公開日 1988-04-16
ジャンルドラマ,シリーズもの,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》  チャーリーシーンが、洗脳されやすい年代の若者を見事に演じきっていて良かったです。才能と情熱があふれる若者ほど、強いカリスマ性をもつ人の言葉と生き方に影響を受けやすいものです。
 バドの父とゴードンは両極端な二人ですが、二人の生きかたや仕事や考え方に優劣をつけることは出来ないと思いました。ラストのバドの父のセリフはあたかも勝利宣言のようにも聞こえますが、ゴードン達のような人間や仕事もやはり社会を動かすためには必要不可欠なものだと思えるわけです。
 「創作」が社会にとっての「血・肉」を作り出す仕事だとすれば、ゴードン達の仕事は「お金」というツールを使ってその栄養を社会全体に効率よく運搬する「血液」のような仕事だと思います。「血液」が「もの・人・サービス」を社会全体に効率よく届けることができれば、それは新しい「創作」につながり、ひいては社会全体に利益をもたらすのではないかと思います。
 インサイダー取引についても、当然違法ですが、「もし法律で整備されていなければ・・・?」と考えてしまいます。ゴードンの、「世の中で、情報ほど価値のあるものはない。情報を集めることは悪いことではない。」のセリフは、血液の立場から言えば当然と言えば当然の主張。果たして悪だと言い切れるのか。
 ほんと、いろいろ考えさせられる映画でした。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-03-29 14:27:00)
その他情報
作品のレビュー数 105件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 57.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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