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ANA+OTTO/アナとオットー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ANA+OTTO/アナとオットー
製作国スペイン,仏
上映時間112分
劇場公開日 2000-01-08
ジャンルドラマ,ラブストーリー,ミステリー,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 5年ほど前に、深夜に「視線のエロス」という映画がありました。タイプは違いますが、雰囲気が良く似ています。幻想的な風景描写と、リアリティのある心象風景のバランスが好きです。僕にとっては、数少ない「退屈にならない平坦な恋愛映画」です。
きっとこの映画のテーマは「偶然」です。前半から中盤にかけて、数多くの「偶然」が、二人を結びつけ、二人の絆を強くしていきます。
ですが、OTTOにとってもう一つの大切な絆である母親の死を境に、OTTOは自らANAとの絆を断ち切ってしまいます。
二人は離れ離れになった後、再びお互いを求めるようになります。ですが、もはや「偶然」が二人の味方をしてくれることはありませんでした。今度は「偶然」が二人を遠ざけ、引き離そうとします。ですが、二人の思いは強く、遂に二人が再びめぐり合うかと思ったそのとき、最悪の「偶然」が二人を・・・
振り返ってみると、OTTOはANAといっしょにいたいがために、母との絆を断ち切り、その結果母を失ってしまいます。そして今度は母を失った罪悪感を紛らわすために、ANAとの絆を断ち切ってしまいます。その結果ANAまで失ってしまうことに・・・
OTTOの行動は、極めて自己中心的です。もしOTTOが初めから、母とANAのことをもっと考え行動していれば、こんな悲惨な結果にならなかったのではと思うと、やりきれないです。
たきたてさん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-11 23:12:44)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 24件
作品の平均点 6.79点
作品の点数分布
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414.17%
5520.83%
6520.83%
7416.67%
8625.00%
928.33%
1014.17%
作品の標準偏差 1.53
このレビューの偏差値 50.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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