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ビリディアナ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ビリディアナ
製作国スペイン
上映時間91分
劇場公開日 1964-10-01
レビュー情報
《ネタバレ》 つまりこの監督が脚フェチでキリスト教嫌い、ということがよくわかる映画ですね。
敬虔なシスタービリディアナが修道院から一般社会へ出た途端に遭う不条理な暴力の数々。叔父のセクハラに始まり、施しをした乞食らには恩をあだで返される始末。強姦についてはいずれも「未遂」に終わってるのだけど、貞操観念が岩より硬いシスターである彼女にとってはPTSDものの大ショックでありましょう。「なんて日だ!」と叫びたくなったのでは。そしてとうとう彼女は神の教えに拠って立つ世界を捨て、世俗へと降りてくるのでした。
なんかねえ、観ててキツかったですね。乞食らの乱痴気騒ぎは胸が悪くなるほどの嫌悪感が湧きます。人間の汚い部分をこれでもかと晒して神のしもべを凌辱するルイス・ブニュエル。こりゃ教会激怒、上映禁止にもなりますわ。これが神社の巫女さんだと考えてごらんなさいよ。「怒られろ」と思うでしょ。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-14 23:40:53)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 45.25
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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