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カティンの森 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カティンの森
製作国ポーランド
上映時間122分
劇場公開日 2009-12-05
ジャンルドラマ,戦争もの,歴史もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 ポーランドのトラウマを描き続けるワイダ監督。行方知れずの将校の妻を物語の中心に据えてはいるものの、視点が色々な人物にくるくると移って観賞しづらい。彼のこれまでの作品では一市民のドラマをもっと上手く描いてきたと思うのだけど。もっとも、骨太でリアルで容赦の無い筆致は相変わらず。軍人の大量虐殺はソ連によって行われたと、ソ連統治下では公に口にできない二重の理不尽さ。飲み込む人あり、抵抗する人あり。一筋縄でいかないポーランドの苦悩がべったりと描かれて息苦しい。
ラストの惨殺シーンは正視出来ないほどの酷さだ。人間が壊れている。ワイダ監督が突きつけてくる戦争の狂気、その淡々とした空気が恐ろしい。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-02-16 00:26:37)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 6.15点
作品の点数分布
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313.85%
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61350.00%
7830.77%
813.85%
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作品の標準偏差 0.95
このレビューの偏差値 48.29
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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