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愛を読むひと のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 愛を読むひと
製作国米,独
上映時間125分
劇場公開日 2009-06-19
ジャンルドラマ,ラブストーリー,法廷もの,戦争もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ケイト・ウィンスレットがハンナを演じたのがこれが大正解。復興半ばの西ドイツの陰気な街並みや、古い湯沸かし器にコークス置き場といった情景が、原作から抱いたイメージそのままに眼前に展開し、そこへ楽しいことを全て放棄したようなケイトの謎めいた表情がはまる。やや情緒不安定気味な言動や、朗読を聴く時の唯一幸せそうな瞳の輝きや、教会で子供らの聖歌に打たれている姿。観てるこちらはハンナにとても興味が湧く。それほどに魅力のある演技だったと思う。原作では若きハンナはSSの制服が見事に似合う造形とされている。映像には無かったけれど、たしかにケイトなら冷徹な美貌も併せ持つこともできそう。
裁判長に「あなたならどうしましたか?」と問うたハンナの素朴な表情は、心底この問いの答えを欲しがっていた。誰も答えなど持ち合わせていないとは思う。だからこそこうして元ナチに関わった人々を裁くことが非常に難しいのだけど、私も裁判長の答を聞きたかった。
tottokoさん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-07 00:12:53)
その他情報
作品のレビュー数 78件
作品の平均点 6.65点
作品の点数分布
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111.28%
200.00%
300.00%
456.41%
51012.82%
61620.51%
72532.05%
81417.95%
956.41%
1022.56%
作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 51.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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