Menu
 > 作品
 > マ行
 > マラソン マン
 > tottokoさんのレビュー
マラソン マン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 マラソン マン
製作国
上映時間125分
劇場公開日 1977-03-26
ジャンルサスペンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 うーん怖い。70年代の映画ってほんと怖い。80年代に入るとホラーも派手に血しぶきをげたりとちょっと明るい(?)んだけど、70’sのなんか暗いむっつりと非情な感じっていつもぞーっとさせられます。大学生にしては老けた顔のD・ホフマンですらなんか怖い。
ロイ・シャイダーの前半は怖がらせの演出が冴えに冴えてキレッキレです。義眼の殺し屋がカーテンの後ろに現れたり、暗がりに仲間の女が消えて行ったり、その後に転がるサッカーボール!意味はわかんないけど怖い。
ローレンス・オリビエの後半は「白い天使」歯科医のマッドネスが炸裂する、また一味違った恐ろしさ。「安全か?」とひたすら何度も問うて精神を追い詰めるって新しい拷問のやり口だなあ。やめてほしい。訳が分からない。
恐怖印象が強烈な本作、ところがお話はかなり構成が粗いというか、細部を雑にほったらかしな感があって、なんでロイ・シャイダーがしつこく命を狙われていたのかとか反マッカーシズムの父親の関わり具合とかはもうさっぱり。
演出は10点満点、構成は3点、というとてもアンバランスな不思議な一本です。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-04-22 00:17:21)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 59件
作品の平均点 5.83点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
223.39%
358.47%
4711.86%
51016.95%
61728.81%
7610.17%
8813.56%
911.69%
1035.08%
作品の標準偏差 1.88
このレビューの偏差値 50.48
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
マラソン マンのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS