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さらば冬のかもめ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 さらば冬のかもめ
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1976-11-03
ジャンルドラマ,コメディ,小説の映画化,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 ジャック・ニコルソン、いい年して悪童そのもの。この役は彼にしかできない。ほんと唯一無二の役者である。
世の中は厳しくて冷たくて理不尽で、R・クエイド扮する世間知らずの新兵には辛すぎる。人生の先達として、ニコルソンくらいの破天荒ぶりが荒療治として効くのかもしれないねえ。もっとも、最終的にはこの若者を世間から隔絶させるための旅をしているわけなので、そこがもう切なくやるせない。それに天気もずっと曇りっぱなしなんですよね、この映画。
昼から飲んで、ケンカを吹っかけ、有り金をダーツに賭けて(しかも勝つのかい!)、同僚にどやされて若干神妙になったりのニコルソン。母親に会わせてやろうと骨を折り、童貞卒業の面倒を見、何やってんだオレら、と不貞腐れながら冬の公園でソーセージを焼く。私はこのダメなおっさんが大好きで、彼ら3人の短い旅が少しでも長く続くよう願わずにいられなかった。驚きのない、現実的なラストを迎えてしまうのだが。音楽が妙に軽く、それもまた印象的な寒色の映画でした。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-07-15 23:39:04)
その他情報
作品のレビュー数 48件
作品の平均点 6.67点
作品の点数分布
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100.00%
224.17%
300.00%
424.17%
5612.50%
6918.75%
71327.08%
81122.92%
9510.42%
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作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 55.05
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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