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殺し屋たちの挽歌 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 殺し屋たちの挽歌
製作国
上映時間94分
劇場公開日 1988-06-25
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 例えば銃撃戦や激しいアクションなどは目が慣れてしまうことがありますが、静かなまま、ひりひりと最後まで手に汗握らされる心理戦ドラマがあります。この映画がまさにそれ。
殺し屋2名とターゲット一人、巻き添え人質が一人。四者四様の思惑が交錯し、狭い車内に充満する不可思議な空気。不可思議オーラはもっぱら殺られる運命のT・スタンプが醸します。死を恐れぬ淡々とした死生観に、さしものベテランヒットマンである非情のJ・ハートも心を動かされるのでした。・・が、いやこれがね、まさかのラストへの慎重に敷いた伏線とはね。人の心は測りがたし。心に生じた静かな感銘をアッサリ裏切られたJ・ハートの狼狽したような表情たるや。気持ち、分かる。
逆らう新米手下は切ってしまおう、というところまではジョンの心の内にあったことでしょう。でもいっとき「天晴だ」と感嘆し本名まで明かしたテレンスに気持ちをスカされるとは予定外。かくして彼の判断が狂い、女を逃がしたばかりに自らの首を絞めることになるのですねえ。人生一寸先は闇ですね。
皆良い芝居をしています。なかでも映画初出演のティム・ロスがチンピラ顔を大いに活かしてのびのび子分役を演っており、印象強烈です。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-08 23:24:38)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 6.60点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.80
このレビューの偏差値 56.25
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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