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モリーズ・ゲーム のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 モリーズ・ゲーム
製作国
上映時間140分
劇場公開日 2018-05-11
ジャンルドラマ,犯罪もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 オリンピック代表候補からカジノの経営者へ転身、てもうそれだけで異色も異色。そりゃ出版業界もハリウッドも飛びつくわけで。運動能力だけでなく、モリー・ブルームは文武両道をモットーとする父親の教育のもと、ハーバードクラスのスコアを有する才媛てのも凄い。そんな賭場の女経営者にマスコミがつけた名称は“ポーカー・プリンセス”。だけどこの作品の話の肝は、モリーが賭け事運営から連想されるような冷酷非情な守銭奴ではなく客が身を持ち崩すのを心配し、かつ彼らのプライバシーを守る為に膨大な利益をも棒に振ってしまうという倫理観の強い人間であるということ。
あっぱれなまでの彼女の資質を、しかし脚本は今一つ上手く描けていないと感じます。最後のほんの数分(それも台詞で)でモリーが自分のアイデンティティを主張するに留めているだけでは、観ているこっちはなんで自ら有罪を主張するのか、すっと理解というわけにはいきません。
ジェシカ・チャステインは健闘していますが、そもそもストーリーが‟起こったこと”を追うのにいっぱいいっぱいな感があり、イメージの重なる「女神の見えざる手」にはだいぶ及ばない印象です。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-07 23:29:54)
その他情報
作品のレビュー数 19件
作品の平均点 6.42点
作品の点数分布
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415.26%
5210.53%
6947.37%
7421.05%
815.26%
9210.53%
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作品の標準偏差 1.23
このレビューの偏差値 47.21
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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