タイトル名	スターリンの葬送狂騒曲
製作国	英,仏,ベルギー,カナダ,米
上映時間	107分
劇場公開日	2018-08-03
ジャンル	コメディ,政治もの,歴史もの,漫画の映画化

《ネタバレ》　旧ソ連の指導体制を笑おう、という演出にキレはあると思います。冒頭、スターリンの無茶指示に慌てふためくモスクワ放送局長には心から同情しつつ笑ってしまいますし、政権中枢幹部らのスターリンへの媚びへつらいぶりったら、もう。ウケたネタ、ウケなかったネタを表にしておさらいしているなんざ、高潔さを失った人間とはかくも滑稽である、の見本です。
だけど、人間の扱いのあまりの軽さ描写には肝が冷えて笑うどころではありませんでした。
笑い飛ばすことができないのは、血なまぐさい政争も市民への弾圧も極めてノンフィクションであるからで、あのおっかないソ連時代からさほど時が経っていないことをつくづくと思いました。

作品のレビュー数	9件
作品の平均点	5.67点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 0 0.00％ 4 2 22.22％ 5 3 33.33％ 6 1 11.11％ 7 2 22.22％ 8 1 11.11％ 9 0 0.00％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	1.33
このレビューの偏差値	51.88 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値