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《ネタバレ》 え、なんだこれびっくりした。「予想不可な展開!」とかって煽ってたけどまあその通りなんだけど。序盤はマイケル・シャノンが渋面作ってリアルクライム風にスタートしたと思ったら、子供の目がピカーって、これが特撮モノなセンスでほんとにピカーって光線が出る。いやあたまげた。あ、そういう方向の話なのか、とクライムサスペンスの線は捨てて気を持ち直して観続ける。で、どうやら「竹取物語」なんやな、と分かってくる。でもまさかオチまで件の昔話まんま、とは思わなかった。あの終わり方では消化不良甚だしい。かぐや姫は竹から発見されて、幼い頃から成長する過程を祖父母らと見守ってきたっていういきさつがあるじゃないですか。だからこそ最後の、世話になったおじいさんおばあさんとの別れの場面が悲劇的に盛り上がるのですよ。使者を追い払おうと、虚しく空を切る幾千の弓矢、地上の物理的攻撃をものともしない月光の道。画も完璧だ。
けど、この映画はじめから超能力のある8歳の子を取り合って騒いでいるとこからスタートしてて、親と共有できるストーリーが無いのです。両親も手放すために奔走してるように見えるし。そのへんの葛藤も薄い。かくして子供はあっさりと行っちゃって、客は母親もろとも置き去りにされた感はんぱないです。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-09-03 17:53:17)
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