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ラウンド・ミッドナイト のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラウンド・ミッドナイト
製作国米,仏
上映時間133分
劇場公開日 1986-10-10
ジャンルドラマ,音楽もの
レビュー情報
《ネタバレ》 作中で語られる、天才について。“毎晩創造することは、出来上がったものは美しくとも、その作業は死ぬほど苦しい”。ひとりの天才プレーヤーの孤独を、物語をあえて作ったりせず、そこにぽん、とあるだけのように描きます。彼を信奉するイラストレーターはそれこそ献身的に支えるのだけど、“天才”の孤高の領域を分かち合うことは不可能でした。家族が集まっての少女の誕生祝いの席で、全く身の置き所を感じられないデイル。そりゃそうでしょうね。アーティストと、社会に順応した幸福感というものは何光年も隔たりがあるものです。孤独を描いてはいても、朴訥と話すデイル役のD・ゴードンは悲壮感が少なく、担ぎ込まれた先の病院で医者を相手に「心のお悩み相談」と丸め込んでうまいこと出てきたり、とどこかユーモラスで素敵な人でした。時折挿まれる海岸や少女と歩くパリの道など映像も美しく、もちろんサックスの音は絹のように滑らか。滑らかすぎて若干眠たくはなりますが。
tottokoさん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-03 02:00:14)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 6.76点
作品の点数分布
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6416.00%
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作品の標準偏差 1.75
このレビューの偏差値 50.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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