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我輩はカモである のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 我輩はカモである
製作国
上映時間68分
ジャンルコメディ,戦争もの,ミュージカル,モノクロ映画,政治もの
レビュー情報
《ネタバレ》 一言でいうと「脱帽」です。マルクス兄弟、偉大なる先駆者であります。
米国文学史のテキストにもなり得る、じつに90年も前の映像喜劇。ドリフの全員集合を1時間10分にわたって鑑賞しているという感覚がぴったりなのを思うと、いかに後世のコメディアンらに多大な影響を与えたか分かるというものです。
さんざん使い倒された感のあるギャグと洗練されていて古びていないセンスが混在しているので、鑑賞中びっちり抱腹絶倒というわけにはいかないですが、ただもう天才に畏敬の念を抱く70分でありました。
グルーチョ・マルクスが個人的に一番好き。冒頭で「新首相」のキャプションと共に新聞に紹介されただけで、そのすっとぼけた顔つきに笑わされましたもん。あの顔はズルイよなあ。
人を小馬鹿にした毒入り台詞の数々、伝説のシンクロ合わせ鏡、すれ違いのなめらかさと正確さ。コントとはかくあるべし、と人類史上に燦然と打ち立てた金字塔でありますね。
開戦後「援軍を頼む!」の電信→兵士→マラソン選手→動物の群れ、と画が切り替わるのには涙出ちゃった。ああ、馬鹿々々しきは尊きことなり。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-05-31 23:25:24)
その他情報
作品のレビュー数 31件
作品の平均点 7.42点
作品の点数分布
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439.68%
526.45%
6516.13%
739.68%
8929.03%
9516.13%
10412.90%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 54.92
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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