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鉄道員(1956) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 鉄道員(1956)
製作国
上映時間115分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ファミリー,クリスマスもの
レビュー情報
《ネタバレ》 頑固おやじに振り回される家族の情景。モノクロのしっとりとした質感とイタリアン美女に天使のような子どもの画でちょっと敷居が高くも感じますが、往年のテクニカラーを施して昭和感を出せば向田邦子脚本のドラマのような親しみやすさが一気に出ますねきっと。本質同じだもん。
親父はガンコで、でもそんなに強いわけではなくて。家庭を支えているのはしっかりした優しい母親の方で。そして幼い末っ子はいつも大人たちの秘密を知る立場で、「黙っていてね」と守秘義務を課せられる笑。結局筒抜けになっちゃうんですけども。
イタリア映画の人間ドラマによく見る「俯瞰した姿勢」が本作にも顕著で、人物らは状況を切り開こうと必死に動いたりしないです。なるようになるからね人生は、というスタンスが昔の日本映画の淡々とした味わいにも似ているなと感じます。
ガンコ親父を取り巻く環境は浮いたり沈んだり、ささやかな友人の思いやりが大きく周囲を感化して、ほっとする終幕に落ち着きます。優しい脚本に心なごみます。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-26 18:22:24)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 46件
作品の平均点 7.78点
作品の点数分布
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412.17%
512.17%
6613.04%
7919.57%
81634.78%
9817.39%
10510.87%
作品の標準偏差 1.35
このレビューの偏差値 45.71
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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