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無法松の一生(1943) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 無法松の一生(1943)
製作国
上映時間80分
劇場公開日 1943-10-28
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
戦時中にこんな映画が創られていたことに、日本人として誇らしくなる思いがします。どんなに松五郎が無教養かつ無法でも作品に品があります。人としての性根の美しさにぐっときます。
阪妻の役者ぶりは言うに及ばず、スクリーンの中での映像表現をよく心得たカメラ、演出がとても洗練されています。松五郎が引く車の車輪、オーバーラップするその回転が止まった時、松五郎の人生も幕を下ろす。その一瞬で全てを説明し尽くす見事な一コマです。
園井恵子がとても美しいです。結い髪があんなにも美しく似合う女優さんを初めて見ました。彼女を失うことになったのも、無粋な検閲カットもすべて戦争のせいと考えるとたまらない思いがします。
あの時代、米国映画は豪奢な大作で世界を圧倒したけれど、日本はまた別次元の情感あふれる美しい映画を世に送り出していたのですね。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-11-28 23:40:33)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 7.88点
作品の点数分布
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6416.00%
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8416.00%
9520.00%
10624.00%
作品の標準偏差 1.82
このレビューの偏差値 53.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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