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ミスター・グッドバーを探して のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミスター・グッドバーを探して
製作国
上映時間135分
劇場公開日 1978-03-18
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 D・キートン扮するテレサは心が壊れてる。メンヘラな彼女が生きたのが退廃感漂う70年代だというのが状況の酷さを加速しているよう。父権主義の強すぎな父親から逃げ出して、酷薄な教授、わが身可愛い生活保護課の男、ゆきずりの男たちに至ってはヒモに前科者に泥棒警官に、と手当たりしだい試してみたけど結局彼女は“グッドバー”氏には巡り会えなかった。
メンヘラであばずれではあってもそれは彼女の一面で、他方では他者への共感性が強く優しいテレサ。妹を理解し、聾の生徒たちには心を込めて接し、男の嘘八百な身の上話に胸を痛める。男との情交の合間に汚い部屋で授業用の資料を作る、先生テレサ。
彼女をめった刺しに追い込んだのは一体何なのか。婦人運動だの性の解放だのとかまびすしかった時代に、R・ブルックスが一石を投じたような衝撃作。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-10 01:11:14)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 6.61点
作品の点数分布
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328.70%
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6313.04%
7730.43%
8313.04%
9313.04%
1014.35%
作品の標準偏差 1.88
このレビューの偏差値 51.10
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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