Menu
 > 作品
 > テ行
 > 天国は待ってくれる(1943)
 > tottokoさんのレビュー
天国は待ってくれる(1943) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 天国は待ってくれる(1943)
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1990-08-09
ジャンルラブストーリー,コメディ,ファンタジー,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ドンファン爺ちゃんが地獄の受付で振り返る一代記。閻魔大王自ら受付やってるんだ(笑)。
というのはさておき、まあ憎めないヘンリー爺ちゃんの恋愛遍歴がキュートに綴られます。お金持ちで容姿端麗、幼少期からモテて困ってます(いや困ってない)、というイヤミ人生を愛嬌のあるユーモアで明るく仕立てたのはルビッチならではのセンス。
1エピソードにつき1回は笑わせられました。爆笑というより、くすくす笑いですね。主人公の祖父がまた一回りやんちゃでホント可笑しい。義理の父母のけんかとその仲をとりもつ召使いとか、息子の女遊びに気を揉む姿がかつての父親そっくりになっちゃってるヘンリーとか、人間観察に優れた書き手でないとこうもたくさん珠玉のエピソードを生み出せないと思います。色々あった愛妻との別れには泣けました。
なんと戦時中の作品なのですね。豪勢な邸内は灯火管制下の我が国とは比べるべくもなく、ただ圧倒されます。そしてお金持ちと一口に言っても、奥方の実家カンザスのお屋敷はニューヨークのヘンリー家と比べるとどことなく装飾が野暮ったい印象なんですよ。このへんの細かさにもハリウッド映画の凄みを感じました。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-11-12 23:13:59)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 6.67点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
314.76%
414.76%
529.52%
6628.57%
7419.05%
8419.05%
9314.29%
1000.00%
作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 55.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
天国は待ってくれる(1943)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS