タイトル名	マディソン郡の橋
製作国	米
上映時間	135分
劇場公開日	1995-09-01
ジャンル	ドラマ,ラブストーリー,小説の映画化

《ネタバレ》　大筋だけ観れば不倫の話ということで賛否が分かれるのは十分理解できるが、それを差し引いても、素晴らしい映画と言える。それはなんといってもフランチェスカを演じたメリル･ストリープの名演に尽きるだろう。ふと感じる日常への疑問、ロバートとの出会いによる心境の変化、不安、喜び、逡巡、そして悲しみが表情、しぐさ、台詞により時にダイレクトに時に間接的に観る者の心情を揺さぶる。単純なストーリーを名画たらしめているのは彼女の演技ゆえだと断言できる。雨に濡れるロバートの姿を見つけ今にも車を飛び出そうかとノブを掴む手の動き、何度観てもこのシーンで号泣してしまうのだ。また、フランチェスカの遺品（＝ロバートの遺品）など小道具にも配慮が行き届いていて好感が持てる。これら思い出の品に気を使いしっかり観せることによって、二人の４日間が本当に永遠のものであったことが無理なく表現できているのである。好み50/50、演出14/15、脚本12/15、演技10/10、技術9/10、合計95/100→10/10点

作品のレビュー数	166件
作品の平均点	6.50点
作品の点数分布	0 2 1.20％ 1 1 0.60％ 2 7 4.22％ 3 12 7.23％ 4 8 4.82％ 5 24 14.46％ 6 23 13.86％ 7 26 15.66％ 8 28 16.87％ 9 18 10.84％ 10 17 10.24％
作品の標準偏差	2.33
このレビューの偏差値	56.43 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値