| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 この、恐竜映画にもモンスター映画にもなりきれてない感、どうしたものか。『ジュラシック・ワールド』というくらいだから、当然最初まあ恐竜が大暴れするストーリーを期待しますわな。太古の時代を支配していた生き物が、非力で愚かな現代人どもを牙と爪で襲う。しかし出てきたのは、遺伝子操作により生み出されたハイブリッドなダイナソー。イカの擬態能力にカエルの体温調節能力、そして人間を騙しおおせるほどの高度な知性と持ち合わせているという。これはもはや恐竜ではない。こうなってくるとこちらとしては、「そうか、そういうB級モンスター映画路線で行くのか、じゃあきっとこれからハイブリッドが特殊能力とか頭脳戦を駆使して人間たちを翻弄したり蹂躙していくわけだな」と切り替えざるを得ないわけです。しかし、ハイブリッドに特殊能力が備わっていることが判明して以降、特殊能力を一切使わなくなるという「やっぱり恐竜映画路線に変更」展開。その後もなんやかんやあるんですが、とりあえず言えることは、この映画で「恐竜って怖いな」とは思えないこと。遺伝子操作という設定が混じった時点で自然の脅威は感じられません。
【Jar_harmony】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-03-26 04:21:46)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |