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《ネタバレ》 お先にレビューされている方々も引き合いに出されていますが、『バイオレンス・ファニーゲーム』と言った感じでしょうか。これ、監督サンはどういった思考で、どういう意義があって撮ったんだろう?とふと思ったんですが、これを観たいと思った自分もいるワケで。これって本来なら押し入った犯人達が憎く、被害者家族に感情移入し、救われない恐怖を共に味わうのが普通の感情なんだろうか?ぼくはある意味、あの『ファニーゲーム』よりもイライラしてしまった。それはあの娘さんのいつ終わるんだよ…、っていうあの嗚咽。(ワンカットでまぁ凄い迫真の演技なんだけど)5.1chDDで観たせいか、あのまくしたてるスペイン語に女の叫び声、嗚咽と共に2分割された半分の画面で鳴り響くクラクションの音…。もーイライライライラ。これこそが監督の意図した狙いであって欲しい。被害者家族の演技は迫真そのものです。もしもこんな事が現実に起こり、目の当たりにしたら、精神は崩壊するでしょう。『映画』として『それ』を伝えていると思いたい。悪趣味度では『ファニーゲーム』の足下にも及ばないですが、こちらは理不尽なまでのリアリティに満ちた救いの無さが痛烈。『映画』として8点付けたいと思います。
【miki】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-02-16 21:59:13)(良:1票)
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