Menu
 > 作品
 > エ行
 > エリン・ブロコビッチ
 > mikiさんのレビュー
エリン・ブロコビッチ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 エリン・ブロコビッチ
製作国
上映時間131分
劇場公開日 2000-05-27
ジャンルドラマ,法廷もの,実話もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 ノンフィクションゆえに、結末に至るドラマの展開は、構成、演出、役者の演技にすべてがかかっていると言っていい作品なんですが、結論、十二分に楽しめました。ソダーバーグ監督にしては、このシンプルないじれないプロットを非常にオーソドックスに撮ってました。そこにこの監督の手腕の良さを感じざるを得ないです。『アウト・オブ・サイト』みたいに変にいじんなくてもやれば出来るじゃん。そしてジュリア・ロバーツ&アルバート・フィニーのコンビの小気味良さ。特にジュリアは魅力が画面から溢れんばかりの当たり役。演技力もそうだろうけど、この人の場合はオーラで更に磨きがかかってます。日本の職場じゃあんな格好されてウロウロされちゃセクハラですわ(笑)。エリン本人がそうなのだろうけど、気が強くて口の悪いエリンを感情豊かに、好感が持てるか持てないかの微妙な差を感じさせる表現力は見事。正義感の強さ、行動力、子供を持つ母親としての良心、一方でインテリや学歴に対する嫉妬や、自分の仕事の出来を誇示する感情や性格など、ローカルな女性像をこれでもかと(やや過剰?)表現してました。和解金額提示のシーンでジュリアが「アンタの脊髄や子宮を幾らなら売る?」と突っ込み、汚染された井戸水をグラスに注いでいたシーンには最高に胸が熱くなり、スカッとしましたねー。でも後半はやや冗長。どうなるか分かってますからね。裁判も結局、社員が内部文書を捨てずに持ってたから、っていう『運』によるところが大きいんですよね。それでもソダーバーグ作としてはシンプルだけど「やっぱ流石。」と言える出来栄え。ジュリアの『胸っぷり』といい、覚えておきたい作品でした。 そうそう、ぼくの大好きなCSIのキャサリンこと、マージ・ヘルゲンバーガーがこんなとこに出てたなんて、感激です。+1点追加。
mikiさん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-17 19:43:41)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 329件
作品の平均点 6.93点
作品の点数分布
010.30%
100.00%
220.61%
382.43%
4133.95%
5288.51%
64914.89%
710732.52%
88325.23%
9288.51%
10103.04%
作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 54.48
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
エリン・ブロコビッチのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS