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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
製作国
上映時間129分
劇場公開日 2012-02-18
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 時折、あまりにも情緒的に取り乱すオスカーに共感することが出来る一方で、戸惑うことも多くありました。全体的に冗長な説明はないため、人物の表情だとか息づかいから人情の機微をはかることが出来て、より一層映画に深みを出していますが、その中でオスカーやオスカーの母をはじめとする不慮な事故に対して悲嘆に暮れる登場人物にどれだけ共感でき、思いを寄せられるかがこの映画を評価する上で非常に大切だと思います。その上で実際に起ってしまった事故を題材としているため、今作が独特な雰囲気にどうしてもなってしまっている点はどうしようもないことですが、事故に対して見る人の個人的な想いを拠り所にして説明を省いているのなら映画としての評価をとても難しいものとしていると思うし、個々個人によって大きく評価が分かれるのも仕方がないと思います。 私的には、世界観に置いてけぼりになることもありましたが、鳴り響く電話の緊迫したシーンの演出、多くの人との出逢いを生み出した父の残した鍵の謎の導入のアイデア、そしてなにより人と人との繋がりに不幸から立ち直る希望を見出したことにとても共感を覚えました。その希望に沿って、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」というタイトルもオスカーの感じる生きづらい世界を表しているだけでなく、大きな意味において煩わしくもあるが、それでも素晴らしい人間関係の難しさも表しているようにも感じました。
うーさん [DVD(字幕)] 6点(2013-09-25 22:36:22)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 56件
作品の平均点 6.02点
作品の点数分布
011.79%
123.57%
211.79%
335.36%
423.57%
51017.86%
61119.64%
71221.43%
81119.64%
923.57%
1011.79%
作品の標準偏差 2.06
このレビューの偏差値 49.96
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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