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火垂るの墓(1988) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 火垂るの墓(1988)
製作国
上映時間88分
劇場公開日 1988-04-16
ジャンルドラマ,戦争もの,アニメ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 清太の過信、軽率な行動の数々には目に余るものが確かにあるのだけど、14歳の僕ならどうしただろうかと考えてしまう映画 。そして、もし大人なら、清太にどんな言葉をかけれただろうかとも思う。映画を見るときは、恥ずかしいことに大体自分のクズ度は棚に上げて、一々の言動に文句を垂れがちなのだけど、今作は何か人のこと言えないなぁって気分になったかな。何かそういう見方をしてしまう特殊な映画でした。経験なくして、成長なんかあり得ないってのは僕の持論なのだけど、人の痛みは痛めつけられて初めて、分かる。親心は親になって初めて、分かる。清太は節子の死をもって、自身の甘さを心の底から悔いて、思い知ったと思う。あの沈痛な面持ちは筆舌に尽くしがたい程。でも、清太も間も無く、夭折する。これが“火垂るの墓”で一番、残酷なシーンだと思った。自分を正しく知ること、置かれている境涯を知ること、そして、そこで何をするかを判断することは非常に困難だと思った。
これで、何度か観たことになるのだけど、親戚のおばさんがおにぎりを握り終わった際に、手についた米粒を舐めるシーンで、毎回胸を突かれる思いがします。
うーさん [地上波(邦画)] 5点(2015-08-26 17:49:35)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 407件
作品の平均点 6.67点
作品の点数分布
0256.14%
1112.70%
2122.95%
3102.46%
4153.69%
5358.60%
64110.07%
76716.46%
87317.94%
96315.48%
105513.51%
作品の標準偏差 2.79
このレビューの偏差値 47.85
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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