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学校の怪談3 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 学校の怪談3
製作国
上映時間96分
劇場公開日 1997-07-19
ジャンルホラー,コメディ,アドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,ファミリー,学園もの,特撮もの,小説の映画化,モンスター映画,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 シリーズ共通だろうが大人が見て怖いところは全くなく、ひたすら微笑ましい子ども向け娯楽映画になっている。あらかじめ死んでいる人物を除き、劇中の教員や子どもらが次々死んでいくなどという悲惨な展開にはなりそうもなく、安心して子どもが喜ぶお化け屋敷的怖がらせに付き合ってやろうという気分になる。なお撮影場所の学校は岐阜県下呂町(当時)にあったらしい。
ちなみに自分の幼少時には「合わせ鏡」が特に不吉なものという感覚はなかったが、この頃はもう怪異の元凶というのが常識だったのか。鏡の世界では文字が左右反転していたが、右書きと左書きが混在していたのは意図不明だった。

お話としては小学校高学年向けの恋物語がちゃんとできていて、最後はそれなりにキュンとさせられる。ヒロインの美少女が「泣いちゃうよ」と言ったところは切なくて笑った。なぜか女子だけ美少女揃いで男はどうでもいい感じという対比ができており、長身でキュートな女子のお相手が肥満気味の男子だったのは釣り合いが取れないが、これは容姿にかかわらず万人に同様の可能性が与えられていることの表現か。それにしてもこんな奴の全裸(尻)など見たくはないわけだが、重要テーマの「運命は自分で変えろ」という言葉は特にこの人物のためにあったらしい。
他の登場人物としては、担任教員は微乳を売りにしていたようだがそれはまあいいとして、特に主人公の義妹が見せるとぼけた感じの表情が非常に可愛らしいので和まされた。また現在も女優として活動している秋定里穂さんが中学生くらいの年齢で出ているが、特に美少女の扱いはされていない(「ゾンビバス」の女子高生役)。なお肥満児の母親役で渡辺真知子さんが一瞬出ており、この頃はもうこういうキャラクターだったのかも知れないが、昔は歌っている姿だけ見て“かっこいいお姉さん”と思っていた。
かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-03 20:29:13)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 4.04点
作品の点数分布
000.00%
1313.04%
214.35%
3626.09%
4417.39%
5417.39%
6313.04%
700.00%
828.70%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.92
このレビューの偏差値 55.30
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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