Menu
 > 作品
 > ラ行
 > ラビット・ホール
 > レイブンのかなづちさんのレビュー
ラビット・ホール のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラビット・ホール
製作国
上映時間92分
劇場公開日 2011-11-05
ジャンルドラマ,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 事故や事件の被害者となって大事な人を失った者は何によって癒され、立ち直っていくのか、あるいは立ち直ることがないのか…。周囲の人の支え、家族の励まし、あるいは被害者の会などで同じ境遇の人と交流を持つことか。作中のキッドマンにとっては、そのどれもが意味のないことだった。何をやっても失った息子は戻ってこない。それがすべてなのである。しかし町で偶然見かけた加害者少年と交流を持ち始めて少しずつ変わっていく。キッドマンにとっては、亡くなった愛息を感じることができる唯一の対象が彼だったのだ。そうして始まった幾度かの対面により、加害者の事件への深い悔恨の念を知り、少年が描いたパラレルワールドを題材とした漫画「ラビット・ホール」を読むことになる。ラビットホールの世界ならば同じ自分たちが幸福な人生を歩んでいたかもしれないという少年との会話が切ない。
同じ境遇にある旦那さんの葛藤、終盤の母親のセリフなど印象的な場面多数。キッドマンはこれくらいの演技はやって当然か。全体としてなかなかの良作で7点。この少年を加害者役に起用したことに+1で8点。
レイブンのかなづちさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-31 12:08:38)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
417.14%
517.14%
6321.43%
7428.57%
8321.43%
917.14%
1017.14%
作品の標準偏差 1.51
このレビューの偏差値 54.38
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ラビット・ホールのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS