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コーヒー&シガレッツ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 コーヒー&シガレッツ
製作国米,日,伊
上映時間96分
劇場公開日 2005-04-02
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画,オムニバス
レビュー情報
《ネタバレ》 都会の様々なカフェやホテルのロビーで日夜繰り返される何気ない日常。久々の再会を喜ぶ人や予期せぬ出会いに戸惑いを隠せない人々。交わされるくだらない会話も絶えず変化する人間関係も他人にしてみればありふれた光景でしかない。そこには友情や愛情もあれば、ちょっとほろ苦い嫉妬や諍いもある。でも一杯のコーヒーと至福の時をもたらす煙草さえあれば、人生はほんの少し豊かになる――。インディペンデント映画界の巨匠ジム・ジャームッシュがバラエティ豊かな面々を揃え、そんな人生の一断片をユーモアとペーソスを交えて捉えた11のエピソード。全編モノクロで撮られたそんなオムニバス作品、いかにもジム・ジャームッシュらしい独特の雰囲気とジャジーでお洒落な世界観を堪能できる一本でした。個性豊かな人々によって交わされる微妙に噛み合わない会話劇は何処かほろ苦さを感じさせ、それがコーヒーの苦みと煙草の紫煙によく合う。ロベルト・ベニーニやイギー・ポップ、スティーブ・ブシェミやビル・マーレイと言った何気に豪華なキャスト陣もばっちり嵌まってました。中でも一人二役を演じたケイト・ブランシェットは、さすがの貫禄。と、一つ一つのエピソードは程度の差こそあれ、けっこう面白かったのですが、一本の映画として観ればさすがに物足りない。オムニバスなので仕方ないのかも知れませんが、いかんせん中身が薄すぎます。この監督らしいペーソスに満ちた雰囲気は良かっただけに、なんとも惜しい。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 5点(2020-02-24 01:42:05)
その他情報
作品のレビュー数 59件
作品の平均点 6.42点
作品の点数分布
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100.00%
223.39%
311.69%
446.78%
558.47%
62033.90%
71016.95%
81322.03%
935.08%
1011.69%
作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 44.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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