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《ネタバレ》 きっかけは何処から始まったのかすら分からない些細なものだった。普通の生活を送っていた人々が、突如として凶暴化し目に付く人々を無差別に襲い始める。襲われた人も十数秒後には、同じように凶暴化し見ず知らずの人々を襲うという負の連鎖は瞬く間に世界中へと拡大し、人類は突如として滅亡の危機を迎えてしまうのだった。愛する家族とともに平凡な生活を送っていた、元国連職員ジェリーもそんな災禍へと容赦なく巻き込まれてゆくことに。家族の安全と引き換えに、ウィルスの弱点を探る任務へと無理やり駆り出されたジェリーは、そんな凶悪な感染者〝Z〟たちが溢れ返る危険な世界を、人類、そして家族の命を救うためにただただ疾走してゆく。ブラット・ピットが製作も務め、莫大な予算を注ぎ込んで作り上げたスケールだけはやたらと大きいゾンビ映画作品。確かに、お金かかってるだけあって、その圧倒的な数の力で無慈悲に襲い掛かってくるゾンビ描写は出色の出来でした。特にイスラエルでの怒涛の、もう人々(ゾンビ)が蟻のようにぐちゃぐちゃしちゃう攻防戦には素直に圧倒されたっす。ただ、全編を通して描かれるのは、ブラピがひたすらゾンビの大群から逃げてはほっと一息、逃げてはほっと一息、の繰り返しなのでちょっと後半だれてくるのが残念ちゃあ残念でしたけどね。それに、基本ゾンビ映画なんだし、もっとユーモラスな部分もあっても良かったかなー。そのわりには人間ドラマもけっこう希薄な感じだったし。あの人類の希望の光であったウィルス学者がこけて死ぬってシーンも別にギャグってわけじゃなさそうですし(どんなけ間抜けな死に方やねん!って思わず突っ込んじゃいました笑)。でもまあ、ゾンビたちとの迫力の攻防戦とか、後半の打って変わってのスリリングな密室劇とかは、そこそこ良かったかな~。うん、ぼちぼち面白かったっす!
【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-22 01:08:26)
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