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《ネタバレ》 昔から僕はこの「X-MEN」シリーズとは相性がよろしくなくて、確か昔一作目だけは観たと思うのだけど個人的に「うーん…」て感じだったので、以来このシリーズは全く観てきませんでした。なのだけど今回は日本が舞台、しかも監督は『17歳のカルテ』や『アイデンティティー』という良質のエンタメ映画を数多く手掛けてきたジェームズ・マンゴールドということでこの度鑑賞。そんなわけで、僕が「X-MEN」シリーズにこれっぽっちの思い入れもなく観始めたことが功を奏したのか、けっこう面白かったですよ、これ。取り敢えず、ウルヴァリンさんは怒ると手の甲から鉄爪が出てきてすぐに傷が治っちゃう不死身のむさ苦しい髭面のおっさんてだけでなく、過去に奥さん?を殺しちゃった悲惨な過去を持つ哀しいおっさんでもあったのですね。そんな哀愁漂う彼が若い女と日本の観光地をウレシハズカシ巡りながら、その先々で暴れまくるアクションシーンはどれもキレもあって普通に楽しめました。まあ、真面目に突っ込み出したら怒りのあまり鼻血が出そうなほど次々と出てくるおかしな日本描写はご愛嬌だけど。「どうだ、このイレズミ!怖いだろ~、俺たち恐ろしいヤクザなんだぜ!」と、わざわざ裸になって会長の娘を追いかけるお馬鹿なヤクザさんたちが一番面白かったかな~。ラブホの火星探検部屋は、逆に狙い過ぎてスベッてたけどね(笑)。それに新幹線をあんなにズタボロにしちゃったウルヴァリンを簡単に途中下車させちゃうJRってどんなけ甘々やねーん!と、そこらへんに目を瞑れば、新幹線での白熱のバトルやら中2病全開の赤毛の女忍者やら、真田広之のダークサイドに堕ちちゃったサムライっぷりとか、僕はけっこう楽しめた口です。
【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-06-10 00:04:50)
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