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《ネタバレ》 世界中で暗躍する巨大な犯罪組織、レッド・マウンテン。長年、その組織でプロの暗殺者として働いてきたトラヴィスは、去年の不幸な出来事により今は一線をしりぞき義父とともに穏やかな生活を送っていた。そんな彼に再び組織のエージェントが接触してくる。警察に寝返り重要な証言をしようとしているかつての仲間を速やかに始末しろというのだ。高額の報酬に惹かれ依頼を引き受けた彼は、さっそくターゲットが滞在しているという南アフリカへと飛ぶのだった。だが、警護を担当する女性捜査官の返り討ちに遭い、トラヴィスはあえなく命を落としてしまう――。心臓を撃ち抜かれ完全に死んだと思われたトラヴィス。しかし、組織の最先端をゆく科学技術のおかげで彼はすぐに復活を遂げるのだった。戸惑う彼に、組織の人間は更なる驚愕の事実を告げる。蘇生は一時的なもので、明日になれば彼の命は再び失われてしまうらしい。タイムリミットは今から24時間。果たして彼は無事にこの危機を脱出し生き延びることは出来るのか?復活した凄腕の暗殺者のぎりぎりの逃避行を国際的なスケールで描くクライム・アクション。イーサン・ホーク主演で送るそんなB級感満載のエンタメ作品、頭空っぽにして楽しもうと今回鑑賞してみました。と、思ったのですが、さすがに突っ込みどころが多すぎて、自分はいまいちノレませんでしたね、これ。だいたい設定に無理があり過ぎ!!死んだはずの暗殺者が復活するというのはまあ許容できるのですが、何故組織は彼に24時間で死ぬという安全装置を組み込む必要があったのでしょう?腕に分かりやすくデジタル表記の残り時間を表示させるというのもサービス満点すぎちゃいまっか(笑)。対する彼も、何故わざわざ自分を殺そうとした女性捜査官を全力で守ろうとするのか意味不明。アクションもけっこう頑張っていたとは思うのですが、なんか全体的にキレが悪く、後半になるにしたがってどんどんとショボくなってしまうのが残念過ぎます。特にクライマックスのグダグダ具合は見ていて痛々しいレベル。なのより致命的なのは、この命のタイムリミットという設定がほとんど活かされていないところ。最後の続編作る気満々のオチにいたっては、あまりにテキトー過ぎて思わず苦笑しちゃいました。イーサン・ホーク&故ルトガー・ハウアーの渋さに+1点!
【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2019-12-20 22:52:47)
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