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バーバリアン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バーバリアン
製作国
上映時間103分
ジャンルホラー,サスペンス,配信もの
レビュー情報
《ネタバレ》 ある夜、仕事の面接を受けるため、デトロイトへとやって来たテス。少しでも予算を浮かそうと彼女は、ネットで見つけた民泊に予約を入れていた。だが、教えてもらった郊外の一軒家へとやって来たテスはすぐ異変に気づく。業者の手違いからそこにはキースと名乗る青年がすでに滞在していたのだ。担当者に連絡するもすでに夜も遅く、話すことも出来ない。近くのホテルも予約でいっぱい。途方に暮れたテスは、仕方なくその青年とともにこの家で夜を明かすことに――。当初は警戒していた彼女だったが、キースの誠実な人柄にいつしか心を許し、ともに酒を飲みながら身の上話を打ち明けるまでになっていた。とんだハプニングだったけど、良い人に出会えて良かったと寝室へと向かうテス。だが、彼女はまだ知らない。この家の地下室には恐るべき秘密が隠されていることを……。ある民泊を利用した女性が体験する恐ろしい事態を終始ノンストップで描いたサスペンスホラー。序盤はすんごく良かったと思うんですよ、これ。業者の手違いからとある一軒家に見ず知らずの男と泊まることになってしまった主人公。見た目も誠実そうで話し方も丁寧、一見すごく好青年の彼に警戒しながらも心を許してゆく。ところが、自分の考え過ぎなのか、彼の言動にところどころ怪しい部分が……。なんて不安になる描写があまりにも丁寧で、見ているこっちもぞわぞわさせてくれます。2人でシーツを直してるシーンなんて、この青年がいつ豹変するのかとハラハラドキドキ!そして登場する怪しい地下室。薄暗い部屋の中にはビデオカメラと薄汚いベッド、恐らくトイレに使っていたのだろうバケツ、壁には生々しい血痕が。ここまではベタながら演出がキレキレで素直に楽しんで観ることが出来ました。ただ……、真相が徐々に明らかになる後半があまりにもお粗末。突っ込みどころが満載過ぎて、自分はもはや苦笑しながら観てました。途中からこの民泊のオーナーであるテレビプロデューサーの物語になるんですが、これがちっとも面白くない。中途半端にMeToo運動を取り入れてるわりには、それが物語として活かされているわけでもなく、このオーナーのクズっぷりがただただ不愉快なだけ。せっかくここまでサスペンスを盛り上げてきたのに、なんでこんな自ら台無しにしちゃうような展開にしたんでしょう。地下室に登場する肝心のあいつとか、ホラー映画だとしてもあまりに荒唐無稽でなんか普通に冷めちゃいました。ようやくやって来た警察官2人も有り得ないくらい役立たずで自分はずっとイライラ。こんな職務怠慢にも程があるテキトーな警官なんて居ないっちゅーの!挙句、塔から落ちた主人公を追いかけて後から身を投げたモンスターが何故か自分の身を挺して助けるという、物理法則を無視しまくったラスト。どんなけテキトーに映画作っとんねん!前半はすこぶる良かったんですけどね~。
かたゆきさん [インターネット(字幕)] 5点(2024-06-05 09:18:54)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 5.44点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
2111.11%
300.00%
400.00%
5333.33%
6333.33%
7222.22%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 47.80
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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