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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
製作国
上映時間97分
劇場公開日 2014-04-19
ジャンルSF,コメディ,アニメ,シリーズもの,ファミリー,刑事もの,TVの映画化,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  私は『オトナ帝国』を何回見てもボロボロ泣くが、へそ曲がりなので「クレしん映画=感動」とはみなしていない。しかし世間では、「泣けるクレしん映画」はもはやブランド化されていて、誰もがそれを期待している。
 今回の『ロボとーちゃん』は、そんな風潮に対する製作者側の照れ隠しのようなものを感じた。後半の五木ひろしロボのくだりは、「感動作の面構えにせず、あくまでギャグで見せたい」という理由のみで付加されているように思える。なぜなら黒幕の「古き家父長制の復古」という野望と噛み合っていなく、ストーリー上の必然性がまったくないからだ(ギャグ単体としては個人的には笑えた)。

 国民的アニメ映画の制作体制というのは、ポーカーで言えば「それなりの役が約束されている」ようなもの。ただし観客側は中途半端な役が見たいのではなく、きちっと5枚全体で「ストレート」や「フラッシュ」を見せてもらいたいのだ(すべての要素が完璧に絡み合った『オトナ帝国』は間違いなく「ロイヤルストレートフラッシュ」)。
 その点、『ロボとーちゃん』は「泣けるペア+笑えるペアのツーペア」という印象。プロットに組み込めていない「余分な1枚」(黒岩署長がナルシストである意味・段々原の存在意義…など)も内包してしまっている。
 でも、それぞれのペアがエース級なので満足感がある。7点以上をつけるには値すると思う。
乱泥さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-02-21 12:21:04)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 30件
作品の平均点 7.03点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
313.33%
413.33%
5413.33%
6516.67%
7723.33%
8620.00%
9310.00%
10310.00%
作品の標準偏差 1.74
このレビューの偏差値 49.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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