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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey
製作国
上映時間109分
劇場公開日 2020-03-20
ジャンルアクション,SF,アドベンチャー,シリーズもの,犯罪もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  なぜかハーレイが「そこらへんにいそうな前向きな女の子になって帰ってきた」という印象。

 なんというか、メンタルが至ってノーマルなのだ。もちろん暴力的だし、スーパーマーケットでお金を払わずレジを突っ切ったりするのだが、それは「狂気」ではない。もしジョーカーとの破局によってメンタルが弱体化したのだとしたら、主役になる資格さえないのではないか?

 肝心のストーリーは「利害の一致した女たちが団結して敵(=男)を倒す」という、ガールズパワームービー的な世界観に小さくまとまってしまっている。全体的にフェミニズムが匂い立つのだが、アクションシーンは男たちが「斬られチャンバラをしてあげている」という感じが拭えないし、金的を潰す描写の強調にはミサンドリー(男性嫌悪)さえ感じる。

 そもそもハーレイ・クインというキャラクターの魅力は、「美女なのに悪役」「もともと才女なのに白痴美を感じる」といったところにあると思う。裏を返せば「ブスでは成立しない」「知的なままではダメ」ということであり、フェミニズムやアンチルッキズムとは真逆のファンタジーのはずなのだが……

 終盤のビックリハウスは面白くなりそうなシチュエーションなのに、バネやゴムでドタバタするだけでガッカリした(すごく「予算が尽きました」という感じがする)。あと細かいかもしれないが、ストーリーの構造上、常に下ネタ(エロじゃなくて汚い方の)がついて回るのもいただけない。
乱泥さん [インターネット(字幕)] 3点(2021-07-30 22:50:22)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 5.10点
作品の点数分布
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329.52%
4523.81%
5628.57%
6523.81%
7314.29%
800.00%
900.00%
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作品の標準偏差 1.19
このレビューの偏差値 35.24
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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