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華麗なるヒコーキ野郎 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 華麗なるヒコーキ野郎
製作国
上映時間107分
劇場公開日 1976-03-13
ジャンルドラマ,アドベンチャー
レビュー情報
《ネタバレ》  真面目にバカやる姿は「明日に向って撃て!」に通底する。一方で、少年の父が語る「堅実に生きることが特別だ」も見逃せない人生観だ。
 車輪脱落、納屋への飛込みなどちょっとしたユーモアが光る。中でもメアリー・ベスが曲乗りで固まってしまう姿が可笑しい。搭乗前の勇ましさ、息巻いている姿との落差が効果的。一転、墜落死はまさに“喜劇と悲劇は紙一重”そのもの。自由と自己責任、冒険と規制のせめぎ合いは、まさにアメリカの価値観を投影する。
 曲技飛行における冒険心はあっさり描写だが、命がけケスラーのセリフ「正確さより真実をいかに描くかだ」「詩的な表現もある程度許される」・・・これは映画作りの肝をも語っている。 
 ケスラーとペッパーの会話が冒頭のペッパーが子供に語るホラ話と重なる。憧憬の眼差しがいいね。ラストは戦闘のない空中戦が魅せてくれる。翼のぶつけ合いにヒコーキ野郎の意地を見た。空を飛ぶってこんなに楽しいものなのかと思わせてくれる映画。最後の敬礼も心に残る。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-07 15:04:09)
その他情報
作品のレビュー数 51件
作品の平均点 7.43点
作品の点数分布
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100.00%
211.96%
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423.92%
523.92%
6917.65%
71427.45%
8713.73%
9917.65%
10713.73%
作品の標準偏差 1.75
このレビューの偏差値 48.59
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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