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シェルブールの雨傘 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 シェルブールの雨傘
製作国仏,西独
上映時間91分
劇場公開日 1964-10-04
ジャンルドラマ,ラブストーリー,戦争もの,ミュージカル
レビュー情報
 全編セリフを歌で表現する斬新な手法。洒落たオープニングや色使いが見事な画作り。M・ルグランの主題曲は物語の情感を的確に表現し、一度聴いただけでメロディーを口遊める名曲だ。
 2年間とはいえ、若い恋人同士の“かくも長き不在”は重い。妊娠したジュヌヴィエーヴの決断は切なく辛い選択だろう。兵役から帰ったギイは荒々しく変貌し、戦争の過酷さを物語る。ギイとマドレーヌの恋もお互い傷口を舐め合うような切なさは残るが、健気なマドレーヌの存在に救いがある。
 かつて愛し合った2人がガソリンスタンドで再会した時、やけぼっくいに火がつくかなと思わせる展開。だが、それぞれ家庭を持っており、ラストは複雑な思いを抱きながらも別れていく。何事もなかったかのごとく妻子を迎えるギイの姿が余韻を残す。
 恋愛経験について「男は別名で保存し、女は上書き保存する」だとか。言い得て妙だが、この映画ではどちらも「上書き保存」、これでいいのだ。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-17 14:37:43)
その他情報
作品のレビュー数 120件
作品の平均点 7.58点
作品の点数分布
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321.67%
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62117.50%
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82722.50%
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101613.33%
作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 47.58
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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