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ペコロスの母に会いに行く のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ペコロスの母に会いに行く
製作国
上映時間113分
劇場公開日 2013-11-16
ジャンルドラマ,コメディ,実話もの,漫画の映画化
レビュー情報
認知症の母親とその息子の生活を、ユーモアを交えながらヒューマンタッチで描く。
ペコロス?ミニ玉ねぎにそんなのがあったな。息子のハゲ頭は“ミニ”ではないけどね。
冒頭のアニメシーンは温かみのある描写で、ほのぼのとした気分になる。
認知症といっても程度の差があり、さまざまな描き方があるだろう。本作は深刻過ぎず暖かい視線で前向きにとらえる姿勢、これはこれで良いと思う。介護生活でもエロ本読んでる現実感。それでも介護の苦労は十分伝わってくる。赤木春恵は程よい演技で好感が持てる。特に施設入所日、帰る息子に手を振るシ-ンは味わいがあった。竹中直人が登場すると先の展開を多少読めてしまうのが弱点かな。
戦争や原爆投下が母親の人生に影を落とす。妹を失ったり神経症の夫に苦労したり、多くの苦難の中でも希望を持って生きることの大切さが感じられる。ランタンフェスティバルの光景は躍動感があふれているが、いきなりソニー生命のネオン大写しには興ざめだ。出資者に対する配慮にしては目立ちすぎ。 
ラスト、既に亡くなった人たちと橋の上での記念撮影等、メルヘンの要素もあり心地よい後味だ。
もし自分が認知症で施設に入ったら、穂積隆信演じる老人みたいに“選んで”ハラスメントをしそうな気がして、ちょっと恐いような・・・。
風小僧さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-04-10 15:28:05)
その他情報
作品のレビュー数 30件
作品の平均点 6.77点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 46.68
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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