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素晴らしき哉、人生!(1946) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 素晴らしき哉、人生!(1946)
製作国
上映時間130分
劇場公開日 1954-02-06
ジャンルドラマ,ファンタジー,モノクロ映画,クリスマスもの
レビュー情報
キリスト教的価値観を謳った映画だが、アメリカ映画における一服の清涼剤と受け止めたい。初見後、主人公の人生は暗転してからの後半部分が長いと感じていた。再見すると、大金を紛失する(隠される)前の方が少し長かった。一方に偏っていない時間配分で、良い時もあれば悪い時もある人生を考えるとバランスのとれた編集だ。J・スチュアートは適役適演。
冒頭の天上における神様と天使の語らいシーンは作品に寓意が込められており、オッサンの2級天使という発想もユーモラスでいいアイデアだ。
会社の金を失い絶望した主人公に対して、天使は彼が生まれなかった世界を見せる。その殺伐たる世界を見せつけられ、彼はいかに有意義な人生を送ってきたかに気づく。「ベタな展開」といえばそれまでだがヒューマニズムに溢れており、人生における普遍的なものをファンタジーに包んで描いた映画だと思う。
“クサい”といわれるようなことを正面切って表現する・・・いいね。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-03-06 17:09:54)
その他情報
作品のレビュー数 311件
作品の平均点 8.34点
作品の点数分布
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230.96%
330.96%
482.57%
5123.86%
6196.11%
73611.58%
85818.65%
96420.58%
1010834.73%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 55.21
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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