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頭上の敵機 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 頭上の敵機
製作国
上映時間132分
劇場公開日 1950-11-14
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》  戦争映画ではあるが、人間ドラマとして興味深い作品。指揮官と部下の関係を通じ、優れて指導者論になっている。ストーヴァルの回想で始まる構成もいいね。
 成果を上げるため部下には厳しい上司、「パットン大戦車軍団」はじめよくある上司像だなと思いながら観ていたが、終盤に精神の変調をきたす展開は予想外。組織におけるリーダーとしての葛藤や苦悩が描かれており、第二次世界大戦終結からわずか4年後にこのような映画が作られたことに驚き。
 いかに優れた人でも強いストレスにさらされれば弱いもので、ピンと張りつめた糸ほど切れやすい。そんな主人公の内面をG・ペックは見事に演じた。
 個人的には、部下たちから信望厚く細やかな人間性(不運を嘆く弱点含め)をみせるダヴェンポート大佐や、気配り上手なストーヴァル少佐にシンパシーを感じる。サヴェージとダヴェンポートの長所を併せ持った上司が理想かもしれないが。
風小僧さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-29 14:20:22)
その他情報
作品のレビュー数 17件
作品の平均点 6.88点
作品の点数分布
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6317.65%
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1015.88%
作品の標準偏差 1.41
このレビューの偏差値 55.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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