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飾窓の女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 飾窓の女
製作国
上映時間99分
劇場公開日 1953-10-01
ジャンルサスペンス,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 罪を犯してしまい追われる身となる悪夢を、皆さんも一度は見たことがあるのではないだろうか。そのような悪夢がこのフィルム上に、夢の曖昧性を排除した形で鮮明に焼き付けられている。初めて観賞した時、そのスリルに見ているのが辛くなるほどだった(個人的にサスペンスものに弱いということもあって)。主人公の残した犯罪の痕跡の数々が調べ上げられていく緊張感は見事なものだった。そして最後、それが夢だとわかった時の安堵。覚めない悪夢を冷徹に撮りきる映画も好きだが、観客を安心させつつ警告めいた余韻を残すこの映画も大好きだ。私は一度目よりも二度目の方がより楽しく観賞することができた。それはスリルが苦手ということもあるが、フリッツ・ラングの丁寧で上品な映画作りのゆえに生まれる奥深い味わいにこそ大きな理由があるのだろう。
吉田善作さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-05 17:21:01)
その他情報
作品のレビュー数 19件
作品の平均点 7.53点
作品の点数分布
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5210.53%
6315.79%
7315.79%
8526.32%
9631.58%
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作品の標準偏差 1.35
このレビューの偏差値 41.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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