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《ネタバレ》 最近のディズニーは、夢と希望のファンタジーではなく、綺麗な映像と魅力的なキャラクターでカモフラージュして、シビアな現実を突きつけるような作品が多いような気がします。
これも、動物たちの理想郷といいながら、実際は性別や人種、身体的特徴などの差別・偏見を描いています。 それに負けずに活躍するウサギのジュディとキツネのニック。 ハッピーエンドはお約束としても、差別の描写は結構エグイです。 だから子供向けではないと言われてるけど、実際は私が行った日は、私を含む3,4人以外は子供連れのファミリーでした。 小さい子達は、そんな深い内容なんて関係なく、ただ人間のような動物たちと綺麗な色彩の画面と歌が見れたらいいので、話の意味がわかるのは大きくなってからでいいんです。 ただ、子どもたちがこの映画を楽しめたのかどうかは聞いて見ないとわからないと思いました。 ウサギ初の警官となったジュディは、もちろん女性や非力な者への差別の象徴。 キツネは黒人を代表として有色人種への差別。 そういう差別の対象の二人が活躍するんだからいいけど、黒幕がヒツジの副市長だったのは、ちょっとありがちでした。 そして、自分が信じる世界のために1割の肉食動物を駆逐するとか、これは宗教とか政治の象徴で、テロ組織の発想ですね。 見て損はなかったし映画館で見て良かったと思うけど「絶対見たほうがいい!」という映画ではないと思います。 【nanapino】さん [映画館(吹替)] 7点(2016-08-21 18:21:32)(良:1票)
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