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17歳のカルテ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 17歳のカルテ
製作国米,独
上映時間127分
劇場公開日 2000-09-02
ジャンルドラマ,医学もの,青春もの,実話もの,伝記もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 主人公スザンナの現実と幻覚を行き来する不安定な精神を表すように、フラッシュバックで時折り過去のシーンが挿入される。
心を病んだ少女たちに共通するのは、真面目で繊細すぎて痛みに耐えるのに必要な「強さ」あるいは「鈍さ」を持っていなかったことか。
たとえ外の世界が異常であっても、折り合いがつけられなければその世界にはいられない。
実父と近親相姦を続けているらしきテイジーを精神的に追い込んで自殺させ、それでも平然と遺体からお金を抜き取るリサの異常さが際立つ。
それを演じるアンジェリーナ・ジョリーの存在感はすごい。
デイジーの死に涙したスザンナは成長・変化することで外の世界に戻れたが、ベッドに拘束されたリサとの別れのシーンに和解と友情を感じる。
明暗くっきり分かれた形の二人だけれど、「私は死んでない」とつぶやくリサの言葉が望みを感じさせ、救いになっている。
『クワイエットルームにようこそ』と切り口は違うが精神病棟での実態が垣間見える作品だった。
飛鳥さん [ビデオ(邦画)] 6点(2013-06-04 01:04:31)
その他情報
作品のレビュー数 259件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
000.00%
120.77%
210.39%
331.16%
493.47%
53111.97%
64416.99%
76926.64%
85822.39%
9238.88%
10197.34%
作品の標準偏差 1.66
このレビューの偏差値 46.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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