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ナイル殺人事件(1978) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ナイル殺人事件(1978)
製作国
上映時間140分
劇場公開日 1978-12-09
ジャンルサスペンス,シリーズもの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 事件に居合わせた全員に犯行の可能性と動機がある。ポワロはそれぞれに事情聴取するのだが、全員に対してあからさまに犯人だと決め付けるような挑発的な物言いをする。これはあまりにも無礼で、ドラマとしては違和感を覚える。コロンボも無礼ではあるが、もっとリアルに婉曲的な攻め方をするし人間味あふれるやりとりがある。こういう点で、本作は推理ドラマというよりも推理ショーに近い印象。
犯行手口にも無理がある。サイモンが撃たれた状況で、一人になって犯行を行うだけの時間を作るのはほぼ不可能。騒ぎを聞きつけて誰かが部屋に来る確率のほうが高く、抜け出すのはリスクが高すぎる。また、母親が殺されているのに、ロザリー(オリビア・ハッセー)が下船時にポアロにうれしそうに婚約報告しているのも呆気にとられる。
犯人も含めて何人も死んでいるのに、それを防げたかもしれないポワロたちは憂いもなく、事件解決で何事もなかったかのような表情。つまり、あくまでも机上の推理クイズの延長戦上にある映画だということ。それがわかった上で、推理クイズを楽しめればよし。
飛鳥さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-06-20 00:13:41)
その他情報
作品のレビュー数 71件
作品の平均点 6.69点
作品の点数分布
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61825.35%
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945.63%
1034.23%
作品の標準偏差 1.45
このレビューの偏差値 41.96
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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