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七人の侍 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 七人の侍
製作国
上映時間207分
ジャンルアクション,ドラマ,時代劇,モノクロ映画,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 ハリウッド版の『荒野の七人』を子供の頃に観て感動したが、後になってこちらがオリジナルだと知ってビックリ。
野武士に立ち向かう七人の侍が頼もしい。
米の飯を腹いっぱい食わせるという条件で集まるのは、武士道の下地があってこそ。
観る前は、三船敏郎は椿三十郎のような役かと勝手にイメージしていたが、全然違った。
菊千代によって百姓の狡さと哀しみがまざまざと浮き彫りになる。
なかなかわかり合えない侍と百姓が、次第に距離を縮めていく過程がいい。
でも、最後生き残った侍に「勝ったのはあの百姓たちだ」と言わしめる百姓のしたたかな強さ。
そこにはどうにもできない距離が確かに存在する。

難点を挙げるなら、映像が見にくかったり、セリフが聞き取りにくいところや、演出にはさすがに古さを感じる箇所がある。
ただ、ストーリーは起伏があって非常によくできており、不朽の名作の名に恥じない。
こうした名作を次々と世に贈り出した黒澤監督が、世界の監督たちの尊敬を集めたのは納得だ。
飛鳥さん [DVD(邦画)] 9点(2013-01-03 00:29:38)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 415件
作品の平均点 8.59点
作品の点数分布
010.24%
130.72%
220.48%
351.20%
430.72%
581.93%
6307.23%
7409.64%
86014.46%
97818.80%
1018544.58%
作品の標準偏差 1.81
このレビューの偏差値 51.24
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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