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母なる証明 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 母なる証明
製作国
上映時間129分
劇場公開日 2009-10-31
ジャンルドラマ,サスペンス
レビュー情報
《ネタバレ》 ストレスと嫌悪感、不快感を覚える映画。母性の心温かくなるような慈愛に充ちた面ではなく、盲目的でエゴにまみれた凍りつくような負の面を突きつけられる。結局は自分の子供さえ良ければいいという、現在増殖中の社会的に問題を起こすモンスターの類。隠蔽のために殺された廃品回収業者や、無実の罪を着せられた障碍者が不憫でならないし、母に対して怒りと嫌悪を感じる。
どうにも引っかかるのが、トジュンが自分の重大な行為を忘れるほど知能が低いようには、その容姿や言動からは見えないこと。仮にトジュンの言動が全部計算された演技とすると、それだと辻褄の合わないところがでてくる。
ストーリーは伏線の回収等よく練られているのだけれど、幾つか不自然だったり反則気味に感じるところも。トジュンが女子高生に石を投げられた時に、明らかにそのまま立ち去っているように描いているのは、ミスリードの手段としてはずるいしスッキリしない。レベルの高い監督だというのはわかるが、作り込みすぎてご都合的だったり、技に溺れてやりすぎの感があった。ポン・ジュノ監督は「殺人の追憶」のほうが良い。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 4点(2016-03-27 01:00:47)
その他情報
作品のレビュー数 87件
作品の平均点 7.25点
作品の点数分布
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311.15%
455.75%
544.60%
61416.09%
72225.29%
82326.44%
91416.09%
1044.60%
作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 35.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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