タイトル名	ゴーストライター
製作国	仏,独,英
上映時間	128分
劇場公開日	2011-08-27
ジャンル	サスペンス,ミステリー,小説の映画化

《ネタバレ》　国家間の陰謀といえば東側工作員というのが定番だったが、英国とは蜜月の米国ＣＩＡとは意外。
死体の漂着と潮流の矛盾、前任者が残していたカーナビの行き先、原稿の冒頭の文字など推理的要素があり、サスペンスとしてそれなりにまとまって見えるけれど、あまり印象に残らない。

前任者が真相を原稿の冒頭に仕込むような面倒なことをする理由がわからない。
主人公が真相暴露の手紙をわざわざ事件の張本人に届けるのも意味不明。
これでは両者とも単なるおバカさんで殺されたことになってしまう。
ラストで、車の急発進、画面の外に走り去るゴーストライター、舞い散る原稿と、事故の間接的表現は巧い。
そういった演出面は、さすがに老練なポランスキー監督らしいが、ストーリーは甘さが散見された。

作品のレビュー数	54件
作品の平均点	6.33点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 1 1.85％ 4 2 3.70％ 5 11 20.37％ 6 16 29.63％ 7 13 24.07％ 8 10 18.52％ 9 1 1.85％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	1.25
このレビューの偏差値	41.43 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値