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her 世界でひとつの彼女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 her 世界でひとつの彼女
製作国
上映時間126分
劇場公開日 2014-06-28
ジャンルドラマ,SF,ラブストーリー
レビュー情報
《ネタバレ》 アンドロイドに恋をするという物語はこれまで幾つもあったと思うが、現実味はなかった。体を持たない人工知能OSという設定に現実感があり、それが恋愛対象となることが近い将来本当にありそうでリアル。現実にこういうOSができれば、中毒になる人が続出で社会問題になりそう。見たのは吹替え版だったが、声がよかった。
OSサマンサと主人公セオドアの痴話ゲンカが人間そのものだった。OSが進化して、セオドア以外にもたくさん男を作るのが面白い。
独占しようとする男に対し、「あなたのもので、みんなのもの」と答えるサマンサ。単語の間に無限大に広がる空間、物質の世界とはまるで違う場所に居場所を見出したOSは去っていく。その辺が哲学的でピンとは来なかったが、コンピュータに恋をした男の気持ちはわからなくもない。ただ、OSとの別れからラストのキャサリンへの手紙の内容にどうつながるのかが理解できない。あれだけウジウジしていたセオドアが、OS彼女との別離をすぐに切り替えられるものなのか、キャラがブレている気がする。ラストはなんだかずいぶん強引なもっていき方に感じて、着地点がもっと自然でしっくりしていれば、印象はかなり違ったような気がして惜しい。
飛鳥さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-07-24 00:04:10)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 56件
作品の平均点 6.36点
作品の点数分布
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211.79%
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61933.93%
71730.36%
847.14%
947.14%
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作品の標準偏差 1.30
このレビューの偏差値 47.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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