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ぼくたちの家族 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ぼくたちの家族
製作国
上映時間117分
劇場公開日 2014-05-24
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 元気に歩け回れる状態で余命一週間の宣告というのがありえることなのか。
あまりにも都合よく設定されているようにも思える。
その反面、怖いくらいにリアルな部分も。
両家の顔合わせの席で母の異常が発覚した場面はゾッとする。
懸命に正常を装う姿が痛々しくて見ていられない。
長男が入院費の負担を妻に切り出す場面では、妻が敬語を使いながら正論で長男を追い詰めていく様子が印象的。
反論を許さないすごい拒絶感が滲み出ていて、親を守りたい長男の孤立感が浮き彫りに。

この映画では、実際に起こりえることであってほしくないこと、見たくないことが次々と突きつけられる。
家族の突然の余命宣告、入院費や借金の発覚等お金の工面でのいざこざ、いざという時の父親の頼りなさ。
普段偉そうなこと言っていた父が、つまらないことで何度も息子に電話を掛けてくるのには本当にイライラさせられる。

長男役の妻夫木もよかったが、一番冷めてていい加減に見えて実は意外と熱くて純真だった次男を池松壮亮が好演。
原田美枝子は相変わらずの安定感。
以前に『愛を乞う人』でも感心したが、やっぱり演技が巧い。
崩壊状態の家族の再生は手垢のついたテーマで新鮮味はないが、役者がいいのもあって最後まで魅せられる。
飛鳥さん [DVD(邦画)] 6点(2015-01-11 22:37:08)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 7.43点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.98
このレビューの偏差値 35.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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