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イングリッシュ・ペイシェント のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 イングリッシュ・ペイシェント
製作国米,英,伊
上映時間162分
劇場公開日 1997-04-26
ジャンルドラマ,ラブストーリー,戦争もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 面白くないわけではないが、アカデミー賞作品賞に値するかはちょっと疑問。
規模の大きさと映像美は感じるが、まるでハーレクインロマンスのようなストーリー。
大火傷を負ったイギリス人患者が、失われた記憶を辿っていく過程で、不明だった人間関係やスパイ活動などの真相が明らかになっていく。
そこにサスペンス性はあるのだが、テンポが悪くて緊張感がなかなか高まらず、冗長で散漫な印象を受けてしまう。
妻の不倫に勘付いたジェフリーが、飛行機でアルマシーに心中覚悟で突っ込んだあたりからやっと面白くなった。
アルマシーがドイツに地図を売ったのはやむをえないことで、砂漠の洞窟でひとり死んでいったキャサリンとの悲恋が切ない。
だからこそ親指を失ったカラヴァッジョもアルマシーへの復讐する気が失せたのだろう。
ただ、その命がけの愛が不倫で、どうしてそこまで深く愛し合ったのかの描写が不足しているので、その分共感しにくいのが難点。
また、全体にテンポアップしてハナの恋愛エピソードもカットすれば、160分の長尺をもっと短くできたはず。
ハナがアルマシーの意図を汲んでモルヒネの量を増やし安楽死させてあげたのは、結末としては良かったと思う。
飛鳥さん [ビデオ(吹替)] 5点(2013-06-09 01:59:10)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 190件
作品の平均点 6.40点
作品の点数分布
010.53%
131.58%
231.58%
3115.79%
42412.63%
52814.74%
63317.37%
72010.53%
82312.11%
92412.63%
102010.53%
作品の標準偏差 2.29
このレビューの偏差値 47.34
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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