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《ネタバレ》 良くも悪くもラース・フォン・トリアー監督の作品は印象に残る。人間や社会のダークな部分をえぐり出すのが巧みだからだろうか。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」「ニンフォマニアック」 中には悪趣味なほどに後味が悪いものもあって、ハッピーな気持ちにはなれないが、何か突き刺さるものはある。 宗教色の濃いものはあまり好きではないのだが、神を信奉するベスの生き様が凄まじい。歪んで真っすぐな愛と献身は、神に手酷く打ちのめされたような結末で哀れを誘う。 ベスの願いは聞き入れられて瀕死の夫は奇跡の生還を果たした。が、最愛の妻を惨殺された夫にとっては皮肉な結末でしかない。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-03-13 19:48:24)
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